February 26, 2010

HDMI 1.4の新機能について


HDMI Version1.4には以下のような新機能が盛り込まれます。

* HDMI イーサネット チャンネル
HDMI 1.4 規格は HDMI ケーブルにデータチャンネルを追加することで、高速双方向コミュニケーションを実現する。同じ機能を持つデバイスに接続すれば、100M ビット毎秒のイーサネットを通じてデータの送受信ができ、接続されたデバイスは IP ベースのアプリケーションを即時に使用できるようになる。

HDMI イーサネット チャンネルによってインターネット対応の HDMI デバイスは他の HDMI デバイスとインターネット接続を共有することができ、しかも別途イーサネット ケーブルを必要としない。また、この新機能は HDMI 対応のデバイスがデバイス間でコンテンツを共有するための接続プラットフォームも提供する。

* オーディオ リターン チャンネル
新規格ではオーディオ処理やプレイバックのためのアップストリーム送信時に必要となるケーブル数を削減できるオーディオ リターン チャンネルが追加される。HDTV がオーディオおよび画像コンテンツを直接受信しているような場合には、この新しいオーディオ リターン チャンネルを使用すると、HDTV から HDMI ケーブルを介してオーディオ ストリームを A/V レシーバーへと送ることができ、追加ケーブルが不要になる。

* HDMI を通じて 3D
1.4 バージョンの規格では、一般的な 3D フォーマットや HDMI 対応デバイス用の解像度が定義される。この規格は家庭用 3D システムの入出力部分を標準化するものであり、デュアルストリーム 1080p までの解像度について規格化する。

* 4K x 2K 解像度をサポート


HDMI Version1.4には5つのタイプのケーブルがあります。
1. 標準HDMIケーブル(Standard HDMI Cable)
2. イーサーネット対応標準HDMIケーブル(Standard HDMI Cable with Ethernet)
3. 自動車用(標準) HDMIケーブル(Standard Automotive HDMI Cable)
4. ハイスピードHDMIケーブル(High Speed HDMI Cable)
5. イーサーネット対応ハイスピードHDMIケーブル(High Speed HDMI Cable with Ethernet)


MEMO:
映像伝送に関するアップデートが多く、2010年は3D再生が可能な製品が多く発売されますね!
オーディオ リターン チャンネルに関してはAVレシーバーを使用してのサラウンド再生の幅が広がりました。

ただ、ケーブルが5タイプ。コンシューマは混乱します!

関連リンク
HDMI.org
HDMI@Wikipedia
HDMI 1.4の詳細発表、ネット接続&3D対応、ケーブルは5種類
Surround2011's hdmi Bookmarks

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