December 14, 2010

AstoundSound Expander:Creating a 4-dimensional soundscape 4次元の音場を作る


AstoundSoundというサラウンドエキスパンダーを使ってみました。
自宅にて4チャンネルのスピーカーを鳴らしてみたところ、かなり好印象でした。唄もの(sade宇多田ヒカルを試聴)のコーラスなどもかなりいいのですが、DUBなどの空間系(Rhythm&Sound、AdrianSherwood)や生録音のパーカッション(Madjid Khaladj)の臨場感はすばらしいものがあります。

broadcastengineering.comの記事によると開発者は13歳で名門レンセラー工科大学に入り、16歳ですでにMRIを利用して脳科学の研究をしていたらしいです。
深夜に研究所に行ってテスラコイル10個で自分の脳をスキャンする少年というのも相当ですが...AstoundSound自体は、ソースをHRTFならぬHBRF(ヒト脳応答関数)という独自のマトリクスで変換して出力しているとの事です。

7帖ほどの自分の部屋ではどのポイントに立っても音の濁りが少なく、クリアに鳴っていました。残念な事に、自分の環境およびソースでは仰角方向の音源移動が確認できませんでした。また、ヘッドフォンでの再生はとくに感嘆すべき要素はないように感じました。AstoundSoundに関してはラウドスピーカーで鳴らすべきだと思います。

メーカーサイトにて30日のフリーダウンロードが可能です。
http://astoundsound.net/download/

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