March 26, 2011

Review: Field Recording in Surround サラウンドフィールドレコーディングの最先端を体験しました


[ サラウンドカフェ Vol.152 ]
2011-03-26 8:00 - 12:00 at StudioJ
試聴内容: 戸隠高原 野鳥の声 / Londonでのサラウンドフィールドレコーディング by @13kochi
サラウンド寺子屋の皆様、貴重なサラウンド音源をありがとうございます。

[ サラウンド収録方法 ]

1:Microphon System Sanken CUW-180 / Mic Pre & Recorder FOSTEX PD606


2:Microphon System Sanken CO-100K (L,C,R,WL,WR) CU-44XII (Ls, Rs) / Mic Pre & Recorder Metric Halo ULN-8, NUENDO 4.3


3:Microphon System Sanken WMS-5 / Mic Pre & Recorder TASCAM HS-P82


4:Microphon System Sennheiser MKH-30(figure-of-eight),60,70 / Mic Pre & Recorder SOUND DEVICES 442 Mixer, SOUND DEVICES 744T

今回4つのマイクで録音した一つのサラウンド音源を視聴、比較する機会を頂きました。以下はUSTREAMで発言した内容と重複していますが、もう一度アウトプットしたいと思います。

[ Memo ]
1の音はとてもクリアに感じた。また鶯(うぐいす)の声と、他の鳥の声の距離感の違いがよく出ており、奥行きを感じた。

2の音は低音が強調されており、とても厚みのある鳥の声が印象的だった。使っていたマイクを調べてみると20Hz〜100kHzまでの広帯域収音を可能にした無指向性マイクと言う事で、感じていたことは間違いではないらしい。

3の音はサーッ、コーッという低音の音が目立っているように感じた。音源の環境は人工的な音とは無縁で、鳥の声がサラウンドで、リア?に川の流れの低音がかすかに聴こえる環境だったように思うので、その川の流れの低音が強調されていたのではないか(?)と思う。

4は1の音源と音質が似ていたように感じた。
ちなみに途中まで視聴した2つ目の素材(別エリアにおける戸隠高原の野鳥の声)では、車や人工的な音も含まれており、マイク毎に全く違う印象を感じた。

今回視聴していて気づいたこと、それは視聴時に自分が何を意識して聴いているかということです。今回はサラウンドにおける立体感を感じるよりも、音の奥行き、クリア度に意識が集中していたので、今後視聴していく上で、毎回観点がブレてしまわないよう、自身の意識するポイントを踏まえた上でチェックしていこうと思います。

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