March 10, 2008

Surround D51: Test Recording 真岡鐵道SL C12 Day2

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真岡鉄道のC12サラウンドフィールドレコーディングです。
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Surround D51 Test Recording 真岡鐵道SL C12 Day2
3月9日 二日目の収録をおこないました。(3月10日10時更新)
写真がサーバー不具合のためもう少し後でアップします。

3月9日天候晴れ、風速3メートル程度(体感)。
前日の収録、情報収集がとても有意義なものであり、
ロケ地の選定にも余裕があった。

9:00 結城駅で、メンバー平澤氏をピックアップ、移動。
10:30 昨日の様子から、ロケハンを行う。午前中往路の録音で考慮した点。
・通過はあっという間、かなり長いストロークでも、風や外来音の暗騒音で、
 そんなに遠くでは、ドラフト音は聞こえない。
 but汽笛は、5kmくらいはなれていてもぼんやり聞こえる。
・停車する駅ならば、ストロークが長く録音できる。多々羅駅(もちろん無人駅)をロケハンするが、
 収録は容易だが変化にとんでいるとは???(往路候補1)
・勾配が急でないと、SLはそんなに力強い音がしない。急勾配を探す。 (往路候補2)
 しかし、車道が隣接しすぎていて、どうか¥?
・変化に富んだバリエーションということで、踏切ちかくで牛の牛舎が隣接しているポイントを発見。
 気動車でテスト録音を行う。(往路候補3)
11:00 ロケ地決定
 往路は、往路候補2の近くで、比較的登りが続くストレート。
 カメラマンの先行者が1名いる踏切と決定した。
 収録はH2と平澤氏のR-09(2ch資料用)として、収録後スムーズに、終点の茂木へ移動する事を考えた。
 MMAは行わず。
11:20 情報収集
 カメラマンの方に、質問される。
 亀:『何をしているのですか?』
 皿:『趣味で録音をしています、サラウンドで・・・』
 亀:『録音ですか、、道路の音とかは問題にならないのですか?』
 皿:『問題にはなりますよ。しかし、SLの番組を作っている訳ではないし、
    SLの効果音CDを作っているのではないし、サラウンドの効果が面白く表現されれば、
    外来音の判断は、メンバー自身でそれぞれしています』
 亀:『そうですか、なるほど。列車には乗って録音しないのですか?』
 皿:『窓を開けて録音する事が他のお客さんに迷惑がかからないのでしょうか?』
 亀:『いや、子供なんかは、窓あけて沢山手を振ってますよ。トンネル等では必ず閉めますが、
    それ以外は、マナーを守れば良いのでは???』
 他にカメラマンの方に、どんな所に撮影にいっているとか、機関士によってSLの表情がかなり違うとか、
 ホーム上でのマナーとか、双眼鏡、時計、時刻表等、必要なアイテムを教えてもらったり、
 かなり参考になりました。
11:35 3/9 Day2 録音準備完了 場所は市塙〜笹原田間踏切


11:45 市塙〜笹原田間踏切 登り勾配リズミカルなドラフト音を収録
通過前は最低でも5分前にまわす必要がある。
通過後は、今回二分程まわした。
12:10 録音後追いかけるが、既に転車台での、機関車方向転換は終了。
平澤氏のみ、資料録音を続ける。
13:00 昼食時に、作戦会議。そばがおいしい。



午後の作戦会議
・昨日も録音した、機回しの時に、長く録音できる。予定は13:30←これはとる。
・茂木駅の入線(14:15復路候補1)
・茂木駅の出発(14:15復路候補2)
・市塙駅での気動車のとの交換=単線なのですれ違いは、駅でのみ可能(復路候補3)
と、検討した。
13:30 茂木駅で、機回し録音
昨日は、ホーム上で録音したが、今日はポイントの真ん中、線路と線路の間で収録した。
終了後、茂木駅での録音は、昨日かなり良いものがとれているので、市塙駅へのロケハンを行う。

14:00 市塙駅到着 多々羅駅よりは、広くSLと気動車の交換が音的にとても興味深い感じであった。
メンバー平さんの提案であったが、私の最後のお願いで、やはりMMAを組み立てられる場所へ変更。


14:15 多々羅〜市塙
到着
写真アレイを組み立てる、昨日のリベンジで、PowerBookのバッテリーはフル充電。
マイクチェックもうまく収録出来た。


がうまくはたらかず、Logic+Saffireは失敗しました。
H2とR−09は、収録はスムーズに行われた。

14:45 収録完了

最終的に収録した地点の地図です。

ロケハンのみの地点は含まれません。

ロケ地1日目 20080308
1・往路 多々羅〜市塙駅付近通過 1カット(11:35)
2・終点 茂木駅 機回しホームから(13:35)
(転車台で機関車の前後を返し、客車の前方から後方へ移動)時
 客車の音の無いオンリーが録れる。
3・終点 茂木駅 ホームへの復路入線時 1カット(14:10)
4・終点 茂木駅 復路出発時 1カット(14:25)
5・復路 真岡駅〜下館間 鉄橋通過1カット(15:35)

ロケ地2日目 20080309
6・往路 市塙〜笹原田駅付近通過 1カット(11:45)
7・終点 茂木駅 機回し線路上(13:35) 2日目よりもON
8・復路 市塙〜多々羅間 鉄橋通過1カット(14:45)

2日間のまとめです。
title:『SLは生き物』
・よく聞かないと、SLの音の変化を見落としてしまう。
 予備知識は、予備ではなく重要な情報。その知識&情報如何で録音の成功が決まる。

・通過はホントにあっという間。
・接近もホントにあっという間。早くから録音機を回しておかないと、おかしなことになる。
 自然音の暗騒音のなかから、出現し、近づいてくる様子が重要で、汽笛や踏切等、
 機関車が近づく目安としては良いが、鳴り始めが無いと面白くない。
・線路の勾配によって、ドラフトのスチーム音(シュッシュッ)が、かなり違う。
 2日目のポイント6がリズム良いドラフト音を聞けた。
・SLの大きさにもよるが、実際の走行音の直接音は、そんなに遠くまで音圧は届かない(微風)
 トンネルや、駅舎、他の列車に響く音も比較的良い音ではあるとおもった。
・ギャラリーは特別トラブルや問題はなかったが、あまり線路に近づきすぎるのも、
 大きなアレイをもっていれば、何か言われるかも。
 ただし、マナーも守って挨拶すれば大丈夫。
 写真家が三脚をおいて場所取りしているように、こちらもスタンドを通過の前に
 きちんとおいておけばアピールになるかも。
・写真でよいポジションと、録音でよいポジションは違うことが多いが、写真家がおおいところは、
 『見通しがよい』
 『2カット撮れる』
 『勾配のきつい登りであれば、煙も多くでる=迫力がある』
・平坦で勾配のきつくない区間では、SLの音より客車の音が大きかった。
・真岡鐵道はレールの継ぎ目が多くあり、録音向きであったが、JRではありえない。
・谷間に響く汽笛の音は素晴らしかった。(録音でもわかる)
・停止時に録れる物も多くある。途中駅への到着&発車は変化がある。
・SLの走行スピードは勾配によって、差が激しい。
・シュッシュッは圧力が常に変わるので、聞いていて面白い。
 停止時にも圧力の調整、自動調整??で、運転士がいなくても、
 シュッシュッっと独り言のようにいっている。(生き物か?)
・H2のヘッドアンプは線路までの距離5メートル 100dB程度のONでも、
 M+90〜80位だった。
 鉄橋の通過等、20メートルくらい遠方での収録であれば、
 H+80
・スタンドは必須。簡単なやつの方が、セットが早い。スピーカースタンド等。
・汽笛はサービスでならしてくれる時もあるが、写真家には全く関係ないようだ。 
 (2日目のカメラマン談話)
・後ろから音がきたらどうか?(SLだけにSLから)
・好きな趣味や、興味がある物に対しては、積極的に気持ちが向く。
・吹かれに対して、臆病にならない。(LFE)

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