March 28, 2009

フィールドレコーディングのガイドブック: 野鳥を録る 野鳥録音の方法と楽しみ方


2010-06-13 Hachioji city, Tokyo, Japan #Umenokidaira Bird 8

フィールドレコーディング機材の選択から収録〜編集までの詳しい参考書です。野鳥の録音に限らずフィールドレコーディングの参考になります。早起きについては4ページを使い、なぜ早起きが必要か、どうやって早起きするかのヒントがあります。初夏の森林の野鳥のさえずりは、5月下旬から6月の梅雨入りまでの期間だそうです。
野鳥録音のこつは「1に早起き、2に早起き、3、4がなくて5に早起き」です。/ P.125早起きをする より
[ 野鳥を録る—野鳥録音の方法と楽しみ方の目次 ]
野鳥録音のすすめ / はじめに / 謝辞

1.野鳥の声と録音
1.1 野鳥の鳴き声の魅力
1.2 野鳥録音の魅力
1.3 野鳥録音から広がる世界(PDF)
1.4 録音の目的別方法

2.録音のための機材
2.1 バードウォッチング・基本の道具
(1) 双眼鏡
(2) 鳥類図鑑
(3) フィールドノート
2.2 録音の道具
(1) メディアの選択
(2) レコーダーの選択
① MD レコーダー
② DAT レコーダー
③ メモリーレコーダー
(3) マイク
① マイクの種類
② パラボラ型集音器と無指向性マイクの組み合わせ
③ ガンマイク(単一指向性マイク)
④ 指向性ステレオマイク(ワンポイントステレオマイク)
(4) 録音機材構成の例
① 蒲谷鶴彦の録音機材構成
② 松田の場合
③ 昔からやっている I さんの場合
④ 始めたばかりの T さんの場合
⑤ 音声のプロ、M さんの場合
(5) マイクスタンドとしての三脚
(6) ヘッドホーン(レシーバー)
(7) 風防の工夫
(8) 服装
(9) その他
① 補聴器
② 手袋
③ 懐中電灯
④ ウエストポーチ
⑤ イス
⑥ 小物類
⑦ 食料
(10) メンテナンス

3.録音の準備
3.1 機材
(1) 記録媒体
(2) コード
(3) プラグ
(4) 電池
(5) レコーダー
(6) マイク
(7) セッティング
3.2 野鳥の知識―予習と情報の得方
(1) バードウォッチングの基本知識
(2) 鳴き声による識別
① 識別のポイントと考え方
② 野鳥の声に耳を慣らす
③ 録音で予習をする
④ 探鳥会や自然観察会に参加する
⑤ 基本種を覚える
⑥ 姿を確認する
(3) いつどこで鳴くか
3.3 ロケ地の選択と取材計画
(1) 知識と経験から
(2) 探鳥地を訪れる
(3) 宿の選び方
(4) リピーターとなる
(5) ネイチャーガイドを雇う
(6) ホームグランドをもつ
3.4 天候を知る
3.5 海外での録音
3.6 他の録音から学ぶ

4.録音の実際
4.1 心構え
4.2 録音のコツと方法
(1) 張り付いて録音、放置して録音
(2) 録音ボリュームの調整
(3) 鳥との距離
(4) 近づき方
(5) 無駄、無理な録音はしない
(6) 録音の目的別のコツ
① さえずりを録るコツ
② コーラスの録り方
③ 夜の鳥の録り方
④ 地鳴きを録るコツ
⑤ 身近な鳥を録るコツ
⑥ カモ類を録るコツ
⑦ シギ・チドリ類を録るコツ
⑧ 鳥以外の自然の音
⑨ チャンスを逃さないための機材の取り扱い
(7) 早起きをする
① 早起きの勧め
② 早起きの理由
③ 早起きの方法
④ 冬の早起き
4.3 ノイズとノイズ対策
(1) ノイズの種類・機材の立てる音
(2) ノイズの種類・自然のなかの音
(3) 軽減すべき自然のなかのノイズ
(4) 生きるノイズ、生かすノイズ
(5) 自動車の音
(6) 注意すべきその他のノイズ
4.4 同行者
4.5 注意すること
(1) 機材
(2) 野鳥
(3) 天候
4.6 危険なこと

5.記録と編集
5.1 再生の重要性
5.2 スピーカーの選び方
5.3 再生の実際
5.4 編集の基本
5.5 コンピュータを使用しての編集
(1) 機材と準備
① コンピュータ本体・ハードウェア
② ソフトウェア
③ 音のファイルの基礎知識
④ 圧縮ファイル形式
5.6 編集の実際
(1) コンピュータの準備
(2) コンピュータへの取り込み
(3) フェード
(4) いらないところの削除
(5) グランドノイズの軽減
(6) ボリュームの調整
(7) ナレーション、その他の効果
5.7 CD を作る
(1) 構成
(2) CD 制作
(3) ケース周り

6.声紋分析
6.1 声紋とは
6.2 コンピュータによる声紋分析
6.3 声紋によって何が見えてくるのか
(1) 種類が見えてくる
① 種類の確認
② 声紋分析の分類学への応用
(2) 鳴き声が見えてくる―分析の実際例
① 時間を計ることができる
② 音の高さがわかる
③ 音の強さがわかる
④ 音の質がわかる
⑤ さえずりの構成がわかる
⑥ 物まねの比較ができる
⑦ 地鳴きの意味がわかる
⑧ コーラスの構成がわかる
6.4 まだまだ広がる録音の世界

野鳥録音カレンダー
日本の野鳥レコード一覧

コラム
■野鳥が鳴く仕組み
■古代人の耳
■さえずり
意味による種類/鳴き方による種類/さえずりにともなう行動/さえずりの構造
■地鳴き
■聞きなし
■籠抜けの鳥の声
■野鳥への近づき方の極意0
■謎の声
■著作権について
■『朝の小鳥』
■千鳥笛
■録音の難しい鳥たち 25
■TV の効果音
■雌もさえずる鳥たち

[ Related Links ]
NSSJP(フィールドレコーディングワークショップ・機材レビュー)
野鳥を録る 2,940円(送料無料)
Surround Sound Effects:Wild Birds in Forest (試聴とダウンロード)
サラウンドフィールドレコーディングガイド ***
サラウンド フィールド レコーディング機材:Zoom H4n ここがすごい
Zoom H4n 録音サンプル
Syrinx:松田さんのサイト
バード王国[野鳥観察記録]:神奈川周辺の収録ポイント
野鳥のさえずり(バイノーラル録音)@北海道チミケップ湖
野鳥のさえずり@日光野鳥研究会
小鳥のさえずるホームページ
ザ・ビッグイヤー 世界最大のバードウォッチング競技会に挑む男と鳥の狂詩曲
サラウンド入門

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