October 25, 2006

サラウンドロケーションにおける可能性と小さな問題 VOL5





M−AQUAです。
常々音の印象について、学生と語り合う事も多いのですが、
『音を思いだす』『印象に残る音を思いだす』『演奏を思いだす』
等、どこまでその音の『イメージ』や、『音』そのものが、
人の心に残っていくかを常に大事にしたいなと思うのです。

それには、このような形で記録していく作業も、
とても大事だと痛感していまして、
もう少し更新のペースを早めようと考えています。

今回は、数回に渡った、池上氏以外でのテストレコーディングの話です。
前回のVOL4の中でも書きましたが、サラウンドレコーディングを続けていくにあたり、
以下の点に、注目しました。
・著名なマイクアレイは本当に必要なのか? また、どうなのか?
・5本のマイクアレイのメーカーと型番は、統一していた方が良い?・悪い?
・レコーダーへの収録系統の安定度と使いやすさは?
・サラウンドモニタリングをしても、本当に有益で、的確な判断はできるのか?

2005年12月24日 赤坂某所 ライブハウス
いくつものバンドが出演する中での、サラウンドテスト録音でした。
この、『サラウンドで録音してます』と『テスト録音』ですが、
もちろん、『テスト録音』というのは、主催者の方には内密なのですが、
この録音がとても意義有るモノになりました。
また、『サラウンドで録音してます』というと、
『???サラウンドー仰々しいねー』
という人と
『サラウンド面白そう?どんな音がするの?』
という人に分かれますね。

ライブハウスで、機材を積み上げてライブ録音をしてる風景には、
皆さん馴染みもあり、違和感無いのですが、ちょっと変わったマイクアレイを、
取り出したとたんに皆さんの見る目が変わります。

そう、今回初めて、
IRTクロスの専用クロスバーを、園芸用の樹脂&金属パイプで作成したのです。

No comments: