September 19, 2009

サラウンド フィールドレコーディング@チミケップ湖2009 レポート


2009-08-05(Wed) ~ 07(Fri)@北海道 津別町 チミケップ湖サラウンド フィールドレコーディングに行ってきました。2009-09-19UPDATE!!!!For Day 3!!!!


6:00am~
H氏と6:20分に京急線品川駅構内で機材の受け渡しのため、少し早めに家を出る。
無事に受け渡しを済ませ挨拶を交わし、慌てて6:25発羽田空港行きの電車に飛び乗る。
機材の受け渡しはスケジュールが合わず前日までドタバタしていたので、最後の受け渡しを済ませ安堵感一杯。H氏は受け渡しのために、わざわざ始発で品川まで来てくれたのだから、感謝の気持ちで一杯だ。メールのやり取り一つ取っても、とても丁寧で頭が下がる。
他にも、機材の受け渡しにご協力いただいた方々に、この場を借りて感謝を申し上げます。
このように、一人では何も出来ないのだから、社会は面白いとつくづく思う。

7:00am~
さて、そんなこんなで羽田空港に到着。
もう楽しみで楽しみで仕方がない。サーファーが、どんなに遅く寝ても明け方にピタッと起きられるように、自分もピタッてた。空港チェックインカウンターへ、意気揚々と向かっている途中でメンバーを発見。どうやら同じ電車に乗っていたみたいだ。メンバーと搭乗の時間まで、女満別に着いてからの動きを再確認しつつ、音面での話にどっぷりはまり込む。のっけからお互い振り切れてた。楽しすぎる。滅多にない凄い贅沢な時間。

8:00am~
飛行機に搭乗し、離陸を待つ間もひたすら音面についてお互い無意識に話し込んでる。
いやほんとにヤバい。楽しすぎるでしょ。離陸して間もなく、睡魔が。気づいたら連日の不摂生が祟り早くも飛行機でお釈迦。いや、準備に抜かりがなかったと言っておくべきだ。今回は。。

10:00am~

女満別到着。
着いての第一印象は暑い。北海道は乾燥してる事にかなり期待していたので、あれ??って思う。レンタカー屋で手配済みのToppoに乗り込み、とりあえずホームセンターへ向かう。ガスボンベ等現地で重要な任務をになうものを購入したかったので。事前の調べだと、ホームセンターはたくさんあったから、でっかい通りを通ればぶち当たるだろうっていう軽いノリで進んでくが、潰れてたホームセンターも見かけ、不安に駆られたので、急遽住民にホームセンターの場所を聞いてまずはガスボンベ、水2ℓ×3本、電池を確保にかかる。空港からしばらく、車を走らすとやはり北海道というか、からっとした心地よい天候にガラッと変わってた。あとは畑がでか過ぎて、スケール感が圧倒的に違ってた。こういうところで、育っていると小さな事であまり悩む事もないんだろうなと思う。そのぐらいの広大なスケール感があって、まさに大自然。そして窓を開けると土臭くていい感じ。

11:00am~
サクサクっと、ホームセンターで用事を済ませ、チミケップ湖までの経路検索をカーナビにセットして、一路チミケップ湖までひた走る。

途中でお昼ご飯やおやつの調達にセブンイレブンに寄ると、北海道おもてなし弁当という、ホタテやらの海の幸盛りだくさんのボリューム弁当が¥495!!で販売されてて、上がる。メンバー曰く毎日これでもいいよね、と言わしめた最初の弁当だ。2人で盛り上がるんだけど、盛り上がり方がやっぱり普通じゃない。楽しすぎる。この感じをもっと沢山の人と共有したい。です。買い出しを済ませて、Toppoに乗り込みチミケップ湖へのひたすらの一本道を走る。燃費がすこぶる調子よく、メーターが下がらない。道自体は一本道で、東名を運転してる時と似た感覚を覚える。街灯がなかった。窓を全開にし、北海道のグルーヴを感じながら、チミケップ湖へ向かう。

12:00pm~
わりかししれっとチミケップホテルの看板が出てたため、危うく見失うところだった。普通にスルーしてましたね。お店などの看板も東京をリファレンスで考えてるため、ズレが生じたのかなって思う。チミケップに体を合わせてかないとって気づかせてくれた看板。


そして、その看板の表示通りに右折すると、細い路地に入る。雰囲気ぷんぷん。活性上がる。乗馬場を通過し、とうころこし畑を通過し、牧場を通過し、生で馬、ともろこし、牛を見たのは初めてでワクワク感を煽られる。

沢が見えた。
これは今回のハイライトの一つかも知れない。ものすごい活性が上がった。しかも右、左の両サイドバージョン。水が豊富なんだなと。率直に思いました。それ以上におもてなしの一品目、前菜の沢でございます。ってもてなされてる心境でした。なんかこう純粋に求めてる物が、パッと顔を出した時の嬉しさと言ったらいいんでしょうかね。

対向車&前後に車が1台もいなかった事が、チミケップ湖の秘境度数を上げてる。向かっているのは僕らだけ。そんなこんなで、舗装道路から、いきなり砂利道に切り替わる。Toppo頼みますって感じでした。(多分軽自動車)若干焦る。砂利は砂利だけど、大きさがドサンコなので、Toppoの履いてるタイヤで大丈夫かな??とかなり不安に。まあ、AIRは適量入ってるし、マツダレンタカーのお姉さんも、北海道での運転は95%エゾシカに気をつけてくださいね!と謎なコメントを残しただけだから、大丈夫だろう。って思ってました。おそらくシカにはほとんど必ず遭遇するので、運転気をつけてねってことだと思うんだけど、95%シカに気をつけてくださいだと、言葉数が足りないから謎に思えてしまう。時もある。メンバーは写真をひたすら撮りまくっている。抜かりがないっす。ガーミン GPSMAP 60CSxも起動させて、チェキしてました。

えーと、砂利道に戻ると、速度を20kmぐらいに落として運転する。急ブレーキとか利かなそうでしょ。どう考えても。それで事故でも起こしたら偉いこっちゃでは済まないんで。S字を何度も描くように道を進んで行く。鹿鳴の滝というチミケップ湖の手前にある滝までたどり着く。が、滝は一旦スルーして(後でロケハンね)チミケップ湖へ向かう。

13:00pm~

遂に到着!!!
メンバーと歓喜の雄叫びを上げる。あの時は浦和レッズウルトラスを超えた。と思う。
第一印象は、Silence=静寂。ほんとに静香じゃなくて静か。絵画の中にあるような、そしてそのなかにいるようなそんな感覚。シーンとしてる。対岸の鳥の鳴き声が普通に聴こえてくるの凄い。波もさざ波すらたっていない。至るところに沢がある。ロケハンのモチベーションがグッと上がる。

一路、チミケップ湖に行くきっかけになった野鳥の鳴き声に特別な響きがあるポイントをまず探しにかかる。野鳥公園の方へと行ってみる事に。窓は全開でメンバーも僕もノリノリ。楽しすぎるでしょ。GPS&カーナビで地理と地形を確認しながら、探って行く。少しでも引っかかりがあれば、車から降りてエンジン切って確認。を繰り返す。ずっと進んで行くと、チミケップホテルにぶつかる。ここに泊まれたら最高ってなぐらい外観はいい感じ。でも、ロケハンがあるからひとまずスルー。

奥の方まで進んで行くと、2個目の野鳥公園が。GPSだとここで東側は終着なので、ひとまず車から降りてベンチに座って例の北海道おもてなし弁当を貪る。蜂やら、アブやら、蚊やら飛び系の虫がまとわりついてくるのに閉口。防虫ネット、携帯蚊取り線香、虫除けスプレーを抜かりなく準備していた、メンバーって?と自問自答。してしまった。勇気を出して聞いてみる。すると、これも野反湖でのフィールドレコーディングの失敗から入念に調べた結果だと。恐れ入ります!まさか登山、キャンプ系のサイトを調べてそこから、虫除けサイトにまで手広く検索してたとは。。自分の無計画さはなんなんだ。軽すぎるでしょ。まじで。

いやはや、そんなやり取りもありつつ、ご飯を食べながら鳥の鳴き声を聴いて、なおかつロケハンを最も効率よくするために、どこからロケハンするかの優先順位をつけて行く作業も一緒にして行く。これもびっくりドンキーなんですが、飯食べながら鳥の鳴き声を聴いていると、聞き覚えのある響きが!ここじゃないですか!!っていう一発回答、スーパー仁くんな感じでした。例のチミケップ湖に行ってみたいって思わされた響きの中で、実はご飯を食べてた訳です。はい。僕らは。爆笑2人であー!って叫んでましたね。気づいた時には。楽しすぎる。

こういう事って、やっぱり活性が振り切ってないと起こりえないと思うから、改めて凄い活性だったんだなって思う。よくよく思い出せばもうのっけから完全にフルテンでしたからね。

昼食後本格的にロケハンへ。

まずは、弁当食べた場所=響く沢へ。ここはハイキングコースになっている場所。
重い機材を背負いながら、足下はヌカルんで足を取られる。いやー、ブーツで来て正解でした。正直、トレッキングシューズを購入するか、それとも気合いでサッカーのトレーニングシューズ(スパイクより軽めのイボイボが付いている皮靴)を履いて行くか、登山用ではないけど、デザインと機能性の両方に一目惚れして、数年前に購入し、大事に履いているブーツで行くか迷っていたんだけど、ブーツで来て正解だった。足場は軽い田んぼみたいな場所がしょっちゅうなので、それでもサクサク行けるし、ちょっとした沢もたくさんあるので、防水のブーツなので足下を気にせずがんがん攻める事が出来ました。

で、ヌカルんでる場所を臆せずラン&ガンで攻めて行くと、道が二手に別れ、一方は湖沿い。もう片方は山道をぐるっと回るコースで、な、なんと途中でヒグマ注意の看板が。。いやー、ハーコー過ぎるでしょ。さすがに。。

正直、ヒグマ注意の方の山道は道という道がなくて、草木ぼーぼー。僕らが道を切り開いて行くノリですね。えー、なんかヒグマに会いそうな気がしたから、個人的には、湖沿いの方へ行きたかったのですが、メンバーの、山道行ってみようか!の一言に押されました。まじですか?!って感じでしたが、なんとヒグマ対策で鈴まで、準備がしてあったので、一安心。

で、山道の道なき道を切り開いて行く事5分。
あまりにも道がないし、作っていくのも困難すぎるレベルの草木の生い茂り方だったので、退散して、湖沿いへとルート変更。こちらは、獣道が出来ていて、ズンズン進んで行く。途中でとても美しい沢を2つ見つけて、ここをGPSでチェキ。ずっと進むと、たくさんの沢に遭遇し、都度チェキして行く。そして、道は湖沿い。歩く事30〜40分強。変化がない事に気づき途中で撤収。

野反湖でのフィールドレコーディングの経験で、湖沿いはポイントにはならない(変化が少ない)と。要するに、RECをしたくなるようなものがない。チミケップ湖はさざ波でもあればいいけど、ない。バック(Ls,Rs)で鳥が鳴いていても、フロント(L,R,C)に収録する対象物がない。つまりNGという事です。

次に、キャンプ場に行ってみる。
湖畔まで行ってかなり気持ちいい。水の透明度鬼。沢の流れ込みがあり、そこも候補に。

<a href="http://surround2011.bandcamp.com/track/stream-buzz-of-a-cicada">Stream &amp; Buzz of a cicada by Surround2011</a>
Description: Stream, Buzz of a cicada
2009-08-07@Lake Chimikepp, Hokkaido, Japan
Recorder: Zoom H4n Internal Mic
File name:S00090a_st.mp3

そして、キャンプ場の裏には、野鳥公園その2が。ハイキングコースになっていて、躊躇なく攻める。ここは、入って少し歩くと、地形的にとても広がりがありーー足場がフラットで、なおかつ場所が広い。&野鳥が付きそうな木が等間隔とまではいかないけど、とてもきれいに生えている。ここでマルチマイクアレイを立てたら包まれてる感バリバリで、テンションあがりまくり。さらに、進んで行くと、坂道になっていて、上がりきるとサラウンド収録には完全に整った舞台。

野鳥が至るところで鳴いていて、かなり上がる。そして、いい感じの沢も発見。
GPSに入れまくる。キャンプ場裏の野鳥公園はヤバいとの見解。


お次は、逆サイドへ。(湖の西側)車に乗り込み、西側をロケハン。
雰囲気ある沢や、流れ込みがたくさんある。釣りしたくもなった。
一番は沼。いい感じ。ここもGPSにマーク。時間的には、もう日もくれていい時間。


が、しかーし、鳴鹿の滝へ。下まで、降りてすかさず収録。
滝のフィールドレコーディングでは、サーっていう、滝の流れてる音と荒々しい流れというのを意識して録らないと、滝ってわからないという失敗を思い出し、それに基づいて録ってみる。マイクを水面に近づけ過ぎて、しぶきがマイクに。。。乾燥剤はマストですね。というよりそもそも調子ぶっこいてそんな近づけるなって話ですね。気をつけます。そんなこんなで、19時を回ってた。。そろそろ明日の準備を始めないと。って事で、Hotelへ。素早くCheck Inを済ませ、部屋へ。一泊¥5,000とは思えないかなり頑張ってるシティホテルでした。くつろげる。荷物を置いて、よる飯を食べに、繁華街へ。Cocosへ入る。

Hotelへ戻り、明日の仕込みを始める。
充電から、BlogのUP、機材のチェック。各バッグへ、明日使う順番で仕分けして行く。この画が半端なくて、どれだけ電気使っているんだと。そして、どれだけ機材があるんだと。ここだけ東京でした。しかし、メンバーの手際の良さは見てて、勉強になる。情報処理能力と集中力が凄い。これだけの事を一人で回せる力量はヤバい。自分も仕事して、イベント4つ転がして、かなり多忙な日々を送っているが、もっと効率よく集中して取り組むヒントをもらった。25時就寝。

Day2は2:30起床、出発。

パパッと支度をしたつもりだけど、なんやかんやで出発が3時ぐらいになってしまい、Day 3は完璧な準備をする決意を固める。Day2は、Hotelからチミケップへ向かってる途中に明るくなって来たので、最終日は2時起床、出発確定。予めDay 1でロケハンをしておいた場所を一つずつ、丹念にRECしてく。しかし、これでかなり時間を食ってしまい、反省点。

一通りロケハンしたポイントを収録し、チミケップホテルへ、さらなる情報収集兼視察へ。ついでにご飯も食べてしまう。色々話しを聴いているときに、外のテラスから、集団が。その中には、めちゃくちゃセンスのいい、ファッションスタイリストで知る人ぞ知るS真朋樹さんが。ロケバスがホテルの駐車場に止まっていたので、なんかで来てたみたい。


そんなこんなで、カヌーを借り、マルチマイクアレイを持ち込み、出航!
マルチマイクアレイを持って、ローボートに乗り込んだのは、日本で僕らが初めて2番目では??野鳥の応答形式の鳴き声を湖の真ん中で収録したかったのと、水中マイクも使用してUnderWaterと外を同時収録が狙い。水中マイクは水の流れにかなり吹かれてた。うーん。

Day 2は最終日にすべてを出し切るために、早めに上がる。入念に最終日のポイントと機材の組み合わせ、RECの方法論を練り上げる。ホームセンターへ行って、10本ワンセットの1mぐらいの竹とガムテープを¥150円ぐらいで購入。マイクスタンドとして、用いてベリンガーのマイクを使用するために。回収しきれなかったマイクスタンドの代替品。これHotelでセットアップしてたんですが、こういうのかなりテンション上がりますね。作ってて楽しい。これで、いい音を収録したら、やってやった的な。飯は、びっくりドンキーへ。初めて入るところだったのですが、安かったけど。かなりお腹にずしっと来ますね。

Hotelへ戻って、明日のセットアップを前日の反省を生かし、結線しておけるものは、しておくぐらい、追い込んで、準備をすすめる。明日のRECはぶっこみ釣り方式で。
各ポイントに行き、2日間で培ったマイクの角度等を素早くセットし、回しっぱなしにして、4つのポイントを日の出前に回りきるという方向性。


いい感じでやる事がクリアになってたので、Day3は当日相当いい感じで時間が流れてた。いい意味で余裕がある感じ。おかげで、訳のわからないテンションになって、いいポイントを求め、入った事のない獣道へ突発的に入り、30分ぐらい進んで、結局いいポイントがなかったから、戻って来たり。キャンプ場でカレーを食した後、少し休憩しましょうって事で、車で仮眠をとる事になってましたが、気づいたら、キャンプ場の脇のトイレの入り口の前で大の字になって寝ていました。。記憶にございません。。。


起きたら、かなり頭がぼーっとして、かなりマッド。。
チミケップホテルで、コーヒーを飲んで一服することに。やることやりきって、カレー食べたら、お腹も満たされ、飛んでた。。後は、カヌーからのサラウンド収録の再チャレンジだけなので、テラスでコーヒー飲んで、瞑想。リスがほんとに人間を怖がってなくと、至近距離に普通にいる。チミケップでは生き物が共存してた。カヌーでは、活性が戻って来て、また振り切ったぽくて、ボートの漕ぎのシーケンスを何パターンか収録しましょう!みたいな話になる。で、まじでかけ声かけながらやってた。www

そんなこんなで、チミケップを17:30に出る。名残おしさがなかった。やりきった充実感で一杯。


帰りぎわに、ガソリンを満タンに。な、なんと、3日乗り倒してたったの¥2394というジャパネット高田も真っ青の価格。どんだけ燃費がいいんだと。砂利道を3日間乗り倒し、泥、ほこりまみれになっているToppoを洗車する。すかさず、Zoom H4n + Audio-Technica BP4025で録音。

レンタカーを返し、空港へ送迎してもらい、機材の荷下ろしをしていると、左手親指付けねから、激痛が。ななんと、クワガタがその象徴である角でがっつり自分の指をはさんでいた。痛ーと奇声を上げるが、送迎してくれたレンタカー屋の人は至って冷静に、よくこの辺にクワガタ居るんですよと謎の返答をする。メンバーは状況を認識していなくて、何が起こったのか把握してない。。。自分は、クワガタをなんとか離そうと引っ張ったりするけど、やればやるほど逆に角のコンプのかけ方がタイに。。まじで痛過ぎる。二、三分放置させてたら、自分から蜜が出ないと察知したのか、角を離す。肉が引きちぎれてんじゃないかと思って、慌てて親指付けねを見るが、以上なしで良かった!!

その後無事に羽田まで。
機内ではPodcast収録の打ち合わせをするが、僕が横道それすぎて、一時間かけてDay1の昼ぐらいまで、やっと到達。。。その後、羽田に着く前に大急ぎで3日分打ち合わせをなんとか終わらせる。充実感で一杯です。明日はpodcastの収録です。凄い楽しみ。長々と書いてしまいました。途中から、永遠に終わらない事に気づいたので、駆け足です。


メモ:こういう合宿的な事をすると、能力飛躍的にあがりますね。
2泊3日サラウンドフィールドレコーディングのみに集中する時間は非常に大事だと思います。贅沢だけど。

自分の中では、Field Recordingのヘッドホンモニターも自信を持って出来るようにやっとなってきた。
創意工夫と予定を柔軟に変更出来る流動性は大事。
リニアな時間には、現場は絶対転んでくれないから。

基本的な事が一番大事。音響だったら、
カクテルパーティ効果
ラウドネス曲線
視覚を遮断して考える
音の方向性=知覚
+グルーヴの肝を掴みきる洞察力と研磨されてる感覚。
右脳と左脳のバランス。です。

反省は、
セットアップは素早くね。
時間は待ってくれません。
とにかく、いい経験になり今後に繋がる確信を持てました。

Day 3のログはもっと濃く残しておきたかったから、再開。( 090919UPDATE!! )

[ Day 3 ]
フィールドレコーディングの一つの最適解かも知れない方法でレコーディング。
ポイントが一つではない(複数)なので、機材も複数のセットを準備し、効率良くレコーダーを回しては、ポイントを点々と移動し、セットし終わったら回収するという方法。

要は、釣りでいったら、釣り竿(複数)をしかけておいて、魚のかかりを待つみたいな。
野鳥の場合も、警戒心があるから、この方法は効果的だと思う。

うるさくやってると野鳥は奇麗に鳴いてくれないしね。
ポイントから離れるのが、ベターなやり方。だと思います。

26時起床、出発。27:00過ぎにチミケップ湖到着。
1.響く沢=H2
2.キャンプ場湖畔=ベリンガーのマイク×4(竹製のマイクスタンド)
3.野鳥公園2=マルチマイクアレイ
4.沼=H4n+Audio technicaのステレオマイク

の順番に第一クール(朝一の日の出前)は仕掛けていく。
沼で仕掛けた後、カップラーメンを食べる。

第二クール
1.突発的に入った獣道の入り口で、マルチマイクアレイ。
2.キャンプ場に戻り、キャンプ場裏の沢で、マルチマイクアレイ
3.キャンプ場の沢で、H4nとAudiotechnicaのステレオマイクの比較。
4.湖畔でH4n
5.またまた、キャンプ場の沢で、H4n+Audiotechnicaのステレオマイク

第二クール終了。
カレーを食べる。仮眠。連日の寝不足が祟り、スーパーマッド状態。
チミケップホテルへコーヒーを飲みに一服&瞑想。一服中に虫の鳴き声をH4nで収録@チミケップホテルのテラスにて。写真だとリスが写ってるとこ。

活性上がって来て、カヌーを拝借。

Zoom H4n, Audiotechnicaのステレオマイクで挑む。
このシステムかなり最強。って事がわかってくる。なによりかさばらない。ビデオも回す。
シーケンスパターンを何種類か。風に吹かれちゃってた。。

やりきった。空港まで、車で。その間、ドアの開閉。エンジンをかける音。洗車。を収録。

空港で急ぎで、夜ご飯を食べにレストラン入ったら混んでて、品物が出てくるまでに40分かかるとの事で、すぐに出てくるメニューを尋ねると、カレーとの答えが。。。結局カレーを注文するも、カレーに食傷気味でなんとか食いきる。で、搭乗する。

この合宿を通して、手探りでやってきたフィールドレコーディングもどうすればいいのかがわかって来た。それは、機材や服装等も含めたハードの準備、整備と並行して、どうしたらリスナーに臨場感や再現性を伝える事が出来るかの感触を得た。率直に言って、登山系の服装は予算が許す限りマストに近い。朝はナイロンジャケット来ないと寒いしね。トレッキングシューズ等々。後は、一度レコーディングに出かけたら、一日戻ってこないように計画を立て、インスタントな食料も相応に準備をしておく事。

次はテントと寝袋を装備でしょー!
偉い投資し続けて、やっとどう動くべきなのかわかってきた。

機材面でも、今回3日間使い倒したから、特性がだいぶわかってきた。
やはり肝はグルーヴにフォーカスする事だ。

あとは、得た感触を研磨してく作業を継続していきさえすれば良いとの心境。

またチミケップにチャレンジする日までには、免許皆伝ぐらいになっておかないと。
PS:PHOTOもぜひ観てね!相当色々な面で伝わると思うから。
PS2:コメントしたい方、コメントもばんばん気兼ねなくくださいね===。
てかかまってよ。w

収録ポイントの写真と地図
北海道チミケップ湖へのアプローチ (Video)
フィールドレコーディング機材:Stereo Microphone Audio-Technica BP4025
北海道チミケップ湖でのでサラウンド フィールド レコーディングのポッドキャスト予告編

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