December 30, 2006

Location Hunting @Market


近江町市場の様子をSony HDR-HC1で収録。(音声はステレオです。)


宇野気駅の様子をSony HDR-HC1で収録。(音声はステレオです。)

Location Hunting @Seashore







かほく市周辺の海岸をSony HDR-HC1で収録。(音声はステレオです。)

December 28, 2006

音響研究者

芸大の音響研究者
亀川さんの弟子さんのようです。
http://www.geidai.ac.jp/~marui/

芸大音楽環境創造科の卒業制作は、
2月9日から11日です。

見学にいきましょう。

December 27, 2006

サラウンド放送:仏法僧に捧げるシンフォニー


鳳来寺山の鏡岩のサラウンド音響を求めて
冨田研究室のレポート
「鏡岩は巨大な音響装置、楽器である」

5.1ch サラウンド放送
チャンネル:NHK BShi
放送日:2006年12月27日(水)
放送時間:午後0:15~午後1:45(90分)
再放送です。お見逃しなく!

December 24, 2006

Location scouting at Tsukiji

2006-12-24@Tukiji, Tokyo, Japna
築地市場場外の様子をNikon COOLPIX7600で収録。(音声はモノラルです。)

December 1, 2006

Amazon JP & US:Blu-ray

自動更新で日本とアメリカの人気ブルーレイタイトルが比較できます。

http://www.amazon.co.jp/

http://www.amazon.com/

November 1, 2006

Amazon JP & US:HD-DVD

http://www.amazon.co.jp/

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Surround cafe (サラウンド勉強会) FAQ

Q:サラウンドカフェとは何ですか?
A:サラウンドカフェFAQをご覧下さい。

October 26, 2006

DVD 「Toucher」 について


DVD「Toucher」は、池上英樹さんの富士山河口湖音楽祭2006出演に合わせ8月30日発売されました。AudioはStero PCM とDTSサラウンドで収録されています。

《収録曲》
アストゥリアス (I.アルベニス)
ヴァルシシモ (A.ピアソラ)
源流 (一柳慧)
ツィゴイネルワイゼン (P.サラサーテ)
アラベスク第2番 (C.ドビュッシー)
ピエイエズ (G.フォーレ)
サイドバイサイド (北爪道夫)
2006年7月19日(水)池上英樹 マリンバ・コンサート配布チラシより

[ 2006-9-01更新 ] アマゾンに掲載されました。
Toucher

Categories: etc

October 25, 2006

サラウンドロケーションにおける可能性と小さな問題 VOL5





M−AQUAです。
常々音の印象について、学生と語り合う事も多いのですが、
『音を思いだす』『印象に残る音を思いだす』『演奏を思いだす』
等、どこまでその音の『イメージ』や、『音』そのものが、
人の心に残っていくかを常に大事にしたいなと思うのです。

それには、このような形で記録していく作業も、
とても大事だと痛感していまして、
もう少し更新のペースを早めようと考えています。

今回は、数回に渡った、池上氏以外でのテストレコーディングの話です。
前回のVOL4の中でも書きましたが、サラウンドレコーディングを続けていくにあたり、
以下の点に、注目しました。
・著名なマイクアレイは本当に必要なのか? また、どうなのか?
・5本のマイクアレイのメーカーと型番は、統一していた方が良い?・悪い?
・レコーダーへの収録系統の安定度と使いやすさは?
・サラウンドモニタリングをしても、本当に有益で、的確な判断はできるのか?

2005年12月24日 赤坂某所 ライブハウス
いくつものバンドが出演する中での、サラウンドテスト録音でした。
この、『サラウンドで録音してます』と『テスト録音』ですが、
もちろん、『テスト録音』というのは、主催者の方には内密なのですが、
この録音がとても意義有るモノになりました。
また、『サラウンドで録音してます』というと、
『???サラウンドー仰々しいねー』
という人と
『サラウンド面白そう?どんな音がするの?』
という人に分かれますね。

ライブハウスで、機材を積み上げてライブ録音をしてる風景には、
皆さん馴染みもあり、違和感無いのですが、ちょっと変わったマイクアレイを、
取り出したとたんに皆さんの見る目が変わります。

そう、今回初めて、
IRTクロスの専用クロスバーを、園芸用の樹脂&金属パイプで作成したのです。

October 1, 2006

サラウンドロケーションにおける可能性と小さな問題 VOL4


M−AQUAです、だいぶ間があいてしまいましたが、
池上英樹さんの、5.1サラウンドDVD『Toucher』も発売になりまして、
いよいよ、サラウンドロケーションの中身についても、
こちらで具体的に書いていこうと思います。

サラウンドロケーションにおける可能性と小さな問題 VOL4です。
今回サラウンドのテストレコーディングを、
2005年の11月から実際に録音にはいる5月までの間で、
池上さんご本人での、テストレコーディングも含めると、
8回ほど行っています。
多くは、ライブハウスでの頭分けの録音でありましたが、
サラウンドロケをより確実な物にするために、
様々な、テストレコーディングを行いました。

VOL4では、池上英樹さんご本人でのテストレコーディングについて、
書いてみます。

2005年11月、都内の教会で、マリンバ奏者『池上英樹』さんの、コンサートが行われました。
この時には、DVD化の計画はまだなく、mikimixとM-AQUAで、
初めての共同サラウンド収録を行いました。

コンサートのリハーサル収録という事で、ホールでありながら、
堂々とマイクロフォンを、真ん中に立てました。
楽器はマリンバ1台、しかもかなり大型で、大人が両手を広げて、
2人分で、約3メートルほどの幅があった気がします。

この時は、FukadaTreeを準拠した、
比較的大きなマイクツリー(アレイ)を、立てました。
用意した5本のマイクロフォンは、ノイマンのKM184でした。
私はこのマイクロフォンを通常、ゴスペルクワイヤや、クラシックの
パートマイクとして使用しますが、今回晴れてメインマイクとなったのです。
ただし、補助として、DPA4006をA−B方式で立てましたが、
この時いくつものマイクアレイについて一つ疑問に思った所があります。

『多くのマイクアレイは・・・、
  何故マイクロフォンの種類、型番を指定しないのか?』

私の在職時代はDPA(B&K)全盛で、
クラシックやアコースティックレコーディングのメインマイクロフォンに、
DPAを使用するチーフばかりでした。
私も、いろいろな選択肢の中で、マイマイクを購入するにあたり、
比較的早く自分の中のスタンダードを見いだせたのが、
このDPAでした。

そう、私がいいたいのは、DPA、ショップス、ノイマン、AKG等
独特のキャラクターをそれぞれのマイクメーカーが持っている以上、
型番&形式は非常に、サラウンドのマイクアレイを構築する上で、
重要なファクターではないのでしょうか?

特に、
無指向性では、
DPA4006 ノイマンM150 ショップス52S
単一では
DPA4011 ノイマンM147 ショップス54U
AKG C−451 ノイマンKM184

等、棒状のマイクロフォンが主に、考えられると思うのですが、
私の所有マイマイクで思った事が、
DPA4006とノイマンKM184では、持っているキャラクターが、
全然違うと思いました。

現場は、とてもとても、響きの豊かな教会でした。

そう、背面のSLSRのマイクアレイの情報量は、
非常に会場によって違うので、
言い方を悪くすれば、
『もしかしたら、感度が悪い方が・収音できる情報量が少ない方が良いのでは?』
と思ったのであります。

もともと、出身が放送ミキサーですので、オーディエンスマイクに対する考え方は、
かなり、特異な考え方だと思います。

そう、サラウンドのSLSR(サラウンドのリヤ側)のマイクは、
オーディエンスマイクによく似ているのです。

それは、演奏者の音源に対して、全く背面を向けるという事は、
もろ、背面に音源がくるという事ですよね。

これを、某Kさんという、サラウンドの先駆者的な、
ミキサーさんに質問をした事がありました。
明確な答えは、なかったのですが、逆に自分が、
オーディエンスマイクを立てるときは、距離はいろいろあっても、
もちろん観客席に向けますよね。
ただ、極性は、どちらか良い方にしても良いかもしれません。

有る著名なミキサーさんに聞いた話があり、
マイクの指向性と音色に関してこう思う所があります。
個々のマイクロフォンのキャラクターやくせは、
『背面の音色に非常に左右される』
これは、強烈です。
だって、指向性の範囲内の音色以外は、あまり正しい使い方とはいえないので、
皆、そんなアレンジが悪い、みたいな感じで判断すると思うのですが、
よく考えると、無指向性にしたって、単一指向性にしたって、
ダイヤフラムが、立体的にある以上、マイクロフォンのしいては、
ダイヤフラムの背面にあたる音源の音色も馬鹿になりませんよね。

ですから、なるべく、無理して指向性を作っている、
単一指向性を避けたアレイを探そうと思っていたのですが、
これがなかなか見つからない、というか、皆あまり良い結果が得られない、
という情報が多くネット上等に見受けられました。

また、選択肢の中で、棒状のマイクロフォンでないと、
アレイその物を近接し密集した時に、かなり影響もあるのではないかと思いました。
87は、あの筐体の鳴りも含めて、87なのだというのもうなづけるし、
今となっては、サラウンドアレイ専用のマイクが、何故開発されないのかも疑問です。

また、大きなアレイになればなるほど、もう一つ問題になったのが、
位相差、時間差です。
特に、マリンバの非常に早いアタックと、濃密で充満するような、教会の響き。
最初のテストレコーディングで得た物は非常に多かったような気がします。

マイクの事ばかり書いてみましたが、レコーダーとモニターについても、
いくつかの問題があります。

レコーダーは、SACDを見据えた、SONOMAシステムをレンタルして運用してみた。
実質オペレーターは、一口坂スタジオの原エンジニアであったが、端から見ていて、
とにかくでっかい、AD&DAだなと思いました。
また、24bit48Khzの録音機はFOSTEX製のハードディスクレコーダー、
D2424というレコーダーを使用しました。

在職中疑問であったのが、AESを複数本、5.1なら、3系統で、
6チャンネル分伝送した時に、非常に、トラブルが多かったような気がします。
もちろん、高精度なワードクロックジェネレーターで、ロックをかけていても、
Dolby−Eの入り口や、某電話局への入り口でも、
やっぱり、アナログの安定度、優位性があったと思います。
ここで、後々問題となるのですが、各チャンネルの位相について、
ステレオの何倍もシビアな面とラフで良い面と、
両方の面があるなと思いました。
実際に体験してみるまでは、謎が多かったのも事実です。

初めて自分自身でサラウンド収録のプランニングから、
実際に収録してみて、問題となった点は、以下の通りです。

・著名なマイクアレイは本当に必要なのか? また、どうなのか?
・5本のマイクアレイのメーカーと型番は、統一していた方が良い?・悪い?
・レコーダーへの収録系統の安定度と使いやすさは?
・サラウンドモニタリングをしても、本当に有益で、的確な判断はできるのか?

この問題は、年末から年明け3月までのライブハウスでのサラウンド収録で、
一つ一つ明かされていくと思うので、別の機会に書く事にします。

まず、2ch収録の時のような、エンジニアとして、
心の保険のような、悪くいれば『取れ高』的な感じが、
みじんも感じられなかったからです。
それは、会場も演奏も素晴らしく、この上ない条件なのに、
肝心の質感が、『どこまで録れているのか?』『どこまで捉えているのか?』
現場で、『何ができるのか?』『何をしていなければならないのか?』

実際にSONOMAのDSDと、D2424のPCMにはとてつもない、
世界が収録されているのを確認したのは、ずっとずっと、後の話でした。
とかくダークなイメージに聴こえる『慣れ』という言葉に、
変わる良い言葉はないのでしょうか?

そんな言葉を、セッションの中で生かしていけたら良いなあというところで、
2005年11月の教会のテストレコーディングのお話はここまでとします。
池上さんのテストレコーディングは、4月に2回行っていますので、
これもまた、お伝えしようと思っています。

私自身、サラウンドを、もっともっとやってみようと思ったのは、
この最初のテストレコーディングがきっかけでした。
ただし、『小さな小さな問題』と『大きな可能性』があるな。
これが、教会でのテストレコーディングの感想でした。

では、また。

September 25, 2006

August 21, 2006

サラウンドロケーションにおける可能性と小さな問題 VOL3

前回の引き続き下見の話と、今回のプロジェクトにおける、
テストレコーディングについて、今日は書いてみようと思います。

まあ、下見下見といって、大手を振って、
予算を計上して下見に行けるプロジェクトだけでなく、
『自分が必要なだけ、必要な部分について確認する』
この当たり前なことが、やはり重要だと思います。

私がつとめ人をしていた時に、局外中継出身のある先輩が、
こういいました。
『確認は何度してもOK』
それまでスタジオにいた私は、なるべくなるべく、
ミュージシャンや、スタッフ間の雰囲気作りや、
必要の無い、言動&行動をさけることにより、
大きなセッションの流れをつくる。
こんな仕事のをすすめかたをしていたのですが、
ライブレコーディングでは大きく違いました。

そこで確認しなければ、あとは、
いつ本番が始まってしまうかわからない。
問題が有れば、必ず今追求し解決すること。
そして、不安があれば、必ず、確認する。

さっき生きていたマイクが、今死んでいる。

それは、下見の時も同じで、今思いついた、
収録上の不安な面、又は斬新なアイデアは、
もう次、いつ気づくかわからない。
しかも、忘れてしまうかもしれない

そうであれば、必ず確認する。
これは、どんなセッションにも通じることだと思いますが・・・。

仕事柄、
ちょっと通りかかったカフェ、
巨大な野外スペース、
様々なホール・スタジオ

少しでも演奏の可能性がある、場所に出会ったとき、
必ず想像します。

『ここで、演奏・録音・SRをしたらどんなことになるのだろう?』

いつも、そんな事考えながら生きてるのですか?
と聞かれたら、『そうです』と答えちゃいますね。
放送局を飛び出し、スタジオを持たない私の性分だと思いますが・・・。

ここで、サラウンドについて、重要なことがある気がします。

2チャンネルステレオの世界では、
必要な音と不必要な音の、『音のカブリ』すなわち、
アイソレーションが、問題になりますね。

聞き取りづらくないか?
他の音にマスクされないか?
音楽を乱すような音が存在していないか?

しかし、よく考えてみると、
人間普段から、自分についている耳は、
指向性があるようで、無いようで、意識を持って聴こうとすれば、
よく聴こえたり、聴こえなかったり・・・。

言いたいことは、下見で聴いたまま、
あたかも自分の耳で聴いたままの感じを表すのに、
サラウンドは非常によくできたメディアだと思います。

ステレオでは、そのいれ物の制限上、
よく聴こえたり、聴こえなかったりがあります。
サラウンドではその音源の方向性、すなわち、スピーカでリスナーと囲み、
立体的な音場を再現しようという、システムそのものが、
いわゆる、『聴いたまま』の、リアリティの1段階目に、
非常に近い感じがするのです。

そう、人間生まれた時から、そして、もっともっと前から、
後ろからも音は聴こえているし、
音は決して前からだけでているのではない。

これに、気づくまで私は相当疑心暗鬼になってました。

『音が後ろから聴こえることの不自然さ』

サラウンドが、小さな小さな問題を持っていることの一つに、
後ろから聞こえる音の違和感だと思います。

ですが、下見の時も、今皆さんが、このブログを見ている時も、
音は前からだけでなく、後ろや、上や、左右からも聴こえてますよね。

音そのものの方向性の意識改革をすることから、
違和感の払拭になると思います。

それは、もう既に皆さんは、サラウンドの収録に関しての下見というか、
立体音場の感覚の体験を、自分の耳でしてますよね。
ですから、そのまま、その音楽の感動を伝える手助けをすれば良いのです。

今回の池上氏のテストレコーディングは、都合3回。
また、ライブハウスでのサラウンドレコーディング
フィールド調査として、4回?

少し、字数が多くなったので、次回に、テストレコーディングのお話をします。
では、また。
M−AQUA

August 12, 2006

サラウンドロケーションにおける可能性と小さな問題 VOL2

今回はテストレコーディングの前段階になる、下見についての投稿です。

放送・映画・舞台等、音声&音楽スタジオ以外の分野では、
常に映像が伴う分野ともいえますね。
特に、下見時に注意したいのが方向性です。
ここでいう方向性は、実際のカメラアングルや、舞台上での配置をさします。

舞台というのは、通常ステージ側と客席側が有り、
お客さんはステージに向かって正面を向いて座ります。
まれに演出で、ステージ外も使いますが、ほぼプロセニアムという、
額縁の用な物で、ステージには枠がついてます。

これは、今までの2チャンネルSTEREOの世界に、
似ていると思いませんか?
お客さんは、ごく簡単な決まりとして、
ステージ(スピーカーの方)の方を向き、プログラムを楽しむ。
ステージから溢れ出る音や、映像はもちろん平面的ではなく、
その劇場やスピーカーから放たれた瞬間に、
どんなメディアでも立体にはなるのですが、
『ステージからそのエナジーがでるとき、
 スピーカーから音がでるときには、
 その性質上方向性は決まった方向にしかでない』

反面、放送や映画等の映像メディアはどうでしょうか?
カメラという性質上、また、映画の発明有志以来、
カメラアングルやモンタージュ理論が多用され、
対象物をとらえる方向性に関して、最初から柔軟な考え方で
作品が制作されていましたね。

これは、もし音で実践しようとなると、こういう事です。
1曲目は正面を、2曲目は楽団が背後に回ります。
3曲目は空中でドラムが宙づりに、4曲目は地面からベースが顔を出して・・・
みたいな事ですよね。

より効果的に伝えるために、映像というメディアは、
方向性を良く考えて作られており、
我々音声技術者よりも、遥かに立体的に音や対象物を、
とらえる訓練と技術が備わっている気がします。

もちろん、音声の世界で、モノラル、ステレオでも、
その奥行き、左右の定位・パンニングは、
音声の先輩達のたゆまない努力で、沢山のノウハウが
引き継がれているとは思うのですが、
いかんせん、映像のように、
『ハイでは次のカットはどんでんです』
という事はなかなか無いですよね、
『どんでんとは』いままで、収録していた方向性の、
全く反対側にカメラが入るという事です。
むろん、照明、撮影、音声全部のスタッフが、お祭り騒ぎになります。
とくに、照明は、太陽光や光源の問題、音声ならば、背景音の方向性が
そして、撮影は、全てのうつり込みが問題になります。
もんだいになるならば、一部のお茶の間ドラマや、
ドリ○のステージコントのように、全て同じ方向から撮影すれば、
良いのではないかと思うでしょうが、
やはり、平面的な対象物(反対側にカメラがまわれない)を、
いくら技術を駆使しても、魅力的には捉える事ができないと思います。

人の目や耳、手で触る感覚というのは、常に立体的であるということです。
反面頭の中で考えた物事というのは、ほとんどが平面に感じませんか?
ですから、もともと、人間が立体的にモノを捉える機能が有るとするならば、
モノラルやステレオという制限された規格が、ここへきて、サラウンドになり、
やっと本来の人間の感覚に近い規格に、
バージョンアップしたと考えてよいのでは、無いでしょうか?

下見からだいぶ遠ざかりましたが、本題です。
ドラマのブームオペレーターをしてた時です。
『台詞は必ず、マイクロフォンを正面まで持って来てとらなければいけないが、
足音等のSEは、カメラのアングルを想像し、達成する事ができれば、
どこから録音しても、どこにマイクをおいても良い』
というように習いました。
また、その足音は、最終的に効果マンやフォーリーアーチストが、
足音をつけ直すためのガイドである場合もあるが、
それにしても常に方向性を考える必要が有る訳です。

カメラは、レンズに写らないもの、
レンズの画角からよければ、不必要な物は映りません。
照明は、バンドアで光を遮れば、不必要な光はもれません。
しかし、音は、回折効果のため、非常に方向性をコントロールするのは、
難しいです。

下見の時に何を想像するか?
音を想像するのです。

下見については、いろいろ書きたい事が有るので、
次回へ続きます。

August 10, 2006

サラウンドロケーションにおける可能性と小さな問題 VOL1


M−AQUA(エムアクア)の富正和です。
今回、池上英樹さんの、DVD制作、
サラウンドレコーディングロケーション部門において、
ライブレコーディングのシステム構築および、運用を担当しました。
レコーディングエンジニアの三木康広さんのサポートを含め、
何回かに分けて、このプロジェクトにおけるレポートを、
サラウンドロケーションにおける可能性と(小さな小さな問題)
として、投稿したいと思います。

今回は、ほんの少しだけ、私のバックグラウンドをお話します。
私は、東京は新橋の音響技術専門学校を卒業後、
日本放送協会に平成4年に入局、主に音声技術に従事してきました。
平成15年10月退職と同時に、前述のM−AQUA(エムアクア)
を設立しました。

M−AQUAは、ジャズ・ゴスペル・アコースティックを中心に、
『SR(PA)』と『LiveRecording』
両ジャンルの『LiveMixing』を行っています。

私が、最近好きな言葉なのですが、
『LiveMixing』
このなかには、SRやダイレクト2のミキシングだけでなく、
このブログの主眼である、サラウンドミキシングも含んでいます。

在職中に、スタジオでの5.1のサラウンドレコーディング
のアシスタントを、ほんの少しだけ担当したことはあっても、
ほとんど興味を持ちませんでした。
また、サラウンドロケーションの現場も、見学にいきましたが、
それは、大変な労力と、手探りの状態に見えました。

私が興味を持てなかった第一の理由は、
システムが複雑で、規模が大きくなるという事です。

スピーカーが2個→6個 マイクも2個→6個
MAのミクシングを体験した方ならわかると思いますが、
完成トラックが2ch→6ch(+2chも作ると8ch)

24チャンネル程度のハードディスクレコーダーや、
ProToolsLEの、最大18chだと、
ステレオのミキシングをするのと比べ、
だいぶ制約が有るという事です。

しかし、最初に書いてしまおうと思いますが、
再生条件から、逆算すると、6ch(5.1)の
再生条件からすれば、録音時の膨大な情報量を、
ほぼそのまま、伝えれば言い訳で、
2chの時にやっていた、
『詰め込んだり』『情報がマスクされたり』
といった事がかなりなくなると思いました。

もとい、今回の制作段階、
特に何度も重ねたテストレコーディングから、
本番のロケーションに入るまでには、
『ステレオ崇拝&サラウンド拒絶』は
『ステレオ経験を生かした&サラウンド受け入れ』
にかわって行きました。

それぞれの場面で、
『サラウンドロケーションにおける可能性と小さな問題』
を投稿していこうと思っています。
次回投稿をおまちください。
いや、投稿だけじゃなくて、発売もお待ちください。

July 16, 2006

池上英樹DVDサラウンド制作メモ:Mixing #2


2006年6月xx日
Studio-Jでミキシング。
Categories:mixing

池上英樹DVDサラウンド制作メモ:Mixing #1



2006年6月xx日
一口坂スタジオ0STでミキシング。
コントロールルームでは、池上さんとエンジニアの原さんが編集し、ブース側でサラウンドミキシングしました。
Categories:mixing

池上英樹DVDサラウンド制作メモ:Recording #4



2006年5月xx日

レストラン マ・メゾン西湖店でレコーディング。
Categories:recording

池上英樹DVDサラウンド制作メモ:Recording #3



2006年5月xx日

河口湖円形ホールでレコーディング。
Categories:recording

池上英樹DVDサラウンド制作メモ:Recording #2


2006年5月xx日
一口坂スタジオ2stでレコーディング2日目。
Categories:recording

池上英樹DVDサラウンド制作メモ:Recording #1


2006年5月xx日
一口坂スタジオ2stでレコーディング初日。
Categories:recording

池上英樹DVDサラウンド制作メモ:Test recording #3


2006年4月xx日
一口坂スタジオ3stでテストレコーディング。
Categories:recording

池上英樹DVDサラウンド制作メモ:Test recording #2


2006年4月xx日
山梨県でのDVD収録の下見と池上英樹さんのアトリエでテストレコーディング。
Categories:recording

池上英樹DVDサラウンド制作メモ:Test recording #1


2005年10月xx日
都内でサラウンドのテストレコーディングを行ないました。コンサートのリハーサルの時間を利用し6本のマイクで収録。レコーダーは、PCMとDSDを用意しました。短時間でのセットアップと撤収のためモニターはヘッドフォンのみとしました。

Memo:事前にロケハンと DSDレコーダーSONOMAのテスト

July 1, 2006

サラウンド2011の掲示板です








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May 1, 2006

[ サラウンド2011について ] 参加するには?

Surround2011は、2011年5月1日で成果の全てをThe Nature Sounds Society Japan に引き継ぎ、活動を終了します。参加した皆さんありがとうございました。 by サラウンド2011世話人


Q:サラウンド制作について書かれた実践的な解説書はありますか?
A:「サラウンド入門」沢口真生、中原雅考、亀川徹(著)がおすすめです。

Q:Surround2011とは何ですか?
A:2011年5月1日までの初心者向けサラウンドのサークル活動です。
*サラウンドを楽しむ。
*サラウンドを作る。
*サラウンドをみんなのものに。が合い言葉です。

Q:参加資格とかありますか?
A:サラウンドに興味がある方はどなたでも大歓迎です!会費は無料です。

Q:どんな活動をしていますか?
A:これまでの活動の様子(Photo)レポート、最新のミーティングメモをご覧下さい。
サラウンド寺子屋にもサポーターとして参加しています。

Q:ぜひ参加したいのですが?
A:Gmail (無料) を登録して[ 参加受付より ]お知らせ下さい。
次回のサラウンドカフェ(勉強会)の予定をメールでお送りします。> Gmailアカウントの作り方

Q:サラウンド2011の機材を借りるには?
A:メンバーは無料で利用できます。

Q:なぜサラウンドなんですか?
A:サラウンドが好きだからです。

Q:サラウンドは普及しますか?
A:“未来を予測する最良の方法は未来を創りだすこと。”「プラットフォームを選ぶということ」より

Q:サラウンドカフェとはなんですか?
A:有志が集まってサラウンドを勉強する会合です。詳しくはサラウンドカフェFAQをご覧下さい。

Q:本当にサークル活動ですか?
A:ミッションもあります。

Q:サラウンド2011のツイッターはありますか?
A:ツイッターはこちらです。

Q:サラウンド2011のフェイスブックはありますか?
A:フェイスブックはこちらです。

Q:問い合わせ先はどちらですか?
A:です。

[ About Us ]

Our activities ended in May 1st, 2011.
We merged with The Nature Sounds Society Japan and Surround Terakoya.
Thank for your support.


" Stereo is good enough? "
Yokohama Surround Users Group known as Surround2011.org.
Surround workshop,Surround field recording,Surround mixing.
Former STEREO Microphone University dropout.
The activity is limited until May 5,2011.


Surround Calendar サラウンドカレンダー



毎週水曜日:サラウンドミーティング > 2011-04-27で終了しました。
2011-05-01 サラウンド2011解散まであと何日?
2011-06-xx サラウンド フィールド レコーティング@屋久島(予定) 2011年へ延期
2011-07-01 サラウンド2011ガレージセール(予定)

サラウンド関連の放送、視聴会、製品発表会、勉強会などcal@surround2011.orgまでお知らせ下さい。